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柳生を歩く その1

柳生2

今年2月に歩いた柳生ハイキングの続きが今回のテーマである。2月はJR笠置駅から柳生の里を通って忍辱山円成寺(にんにくせん・えんじょうじ)まで歩いた。今回はその円成寺から奈良公園、近鉄奈良駅まで約12キロを歩く。先月、雨のために順延していたコースだ。
自然会の幹事代行を引き受けて2回目のハイキングになる。前幹事の新納さんが立ててくれた企画に乗っかって柳生街道を歩く。まずは、近鉄奈良駅から奈良交通バスに乗って、忍辱山円成寺まで行く。そして、そこから概ね下り坂を歩く。近鉄奈良駅に9時20分に集合したメンバーは友さん、富本さん、陳さん、鞠さん、私の五人。鞠さんと私は、バスが遅れたお陰で、無事に忍辱山行きのバスに乗れた。車内はほとんどがハイカーで、立ち客ができるほど満員だった。遅刻しそうな鞠さんを改札口で捕まえて一気にバス停まで走ってきたので、バスに乗って席に座った途端、汗が噴出してきた。
バスに乗ること約30分。標高374m、忍辱山のバス停に着いた。乗客の半分ぐらいがこの停留所で降りた。残りの人たちはきっと柳生の里まで乗るのだろう。天気は曇り。でも、雨を降らせる雲ではない。鞠さんが停留所の前のお店に入り、お菓子を買っている。

我々5人は10時半に忍辱山円成寺を出発した。円成寺の小さな池の横を歩き、国道365号線を横切り、南西の方向に石畳の道を歩いて山の中に入っていく。最初のマイルストーンは峠の茶屋まで4.8キロ。標高430mの峠までゆっくり登る。この柳生街道は今では東海自然歩道の一部にもなっているが、奈良時代は大阪から奈良、柳生(柳生街道)を経て、伊賀上野、亀山(大和街道)を抜け伊勢へ行き来する道筋であった。しかし、京都に遷都されて以降、伊勢への幹線道路は京都・近江から鈴鹿峠を通って伊勢に行くルートに代わった。
その昔、お伊勢さん参りに使われた柳生街道は色とりどりの枯葉で覆われ、紅葉シーズンを終えた雰囲気を醸し出していた。奈良の方向の空に少し青空が見えていた。今まではルートを先導する新納さんの後にくっ付いてしゃべりながら歩いていればよかった。だが、新米のリード役としては、我々5人が迷子にならないようにしないといけない。この間のように道を間違うといけない。だから、事前にGPS付きの地図データにプロットしたルートから外れていないかどうか、歩きながら常にチェックして進んだ。iPhoneのGPSとにらめっこばかりしていた私を見た鞠さんが“スマホで歩きながらお勉強している”と茶化した。ハイキングの紹介本に書かれてあるとおり、金網のフェンスに沿って東海自然歩道が整備されて、分かりやすい小道であった。森を抜けて広々とした谷間に出てくると、茶畑が山の斜面に見えた。
目の前のT字路を右に曲がれば、峠の茶屋に行く。友さんが 「この辺に“江戸時代の石灯籠”があるはず」と言いながら左のほうに歩いて行った。高さ2mほどの灯篭が路端の斜面にあり、その前で記念撮影をした。我々が灯篭で道草を食っている間に、後続のハイカーのグループが追い越して行った。少し間を置いて歩いたほうがいい。T字路のところにうまい具合に野菜や椎茸、お茶を売っている農家があり、新茶や椎茸を買った。しばらく田んぼのそばを歩き集落を過ぎると、峠の茶屋が見えてきた。いかにも時代劇に出てきそうな古めかしい“茶店”である。店先には、ストーブの上に乗せた大きな鍋があり、美味しそうなおでんがたくさん入っていた。もう12時を回りそうな時刻になっていた。

柳生21

柳生23

おでんを見つけるなり、鞠さんが「お腹が空いた!私、食べる」と言って、店の中に入っていったので、我々はしばし茶店で休憩することにした。鞠さんが食べたのは大根と卵であった。
峠の茶屋から200mほどで石切峠に差し掛かる。そこを左に折れて、地獄谷石窟仏を回るルートを取ることにした。地図データによると、石切峠から春日大社まで急な下り坂になっている。ハイキング道を進んでいくと、山肌にへばりつくような道に変わり、道幅が30センチほどしかない箇所があった。崖崩れか元々そんな道なのか分からないが、道は極端に狭くなり、一歩踏み外すと谷底に転落する。崖っぷちを歩く箇所には山側に手摺の鎖が張られていた。ハイキングルートは山の縁道から尾根道に変わり、ハイカーが歩く部分だけが山の地肌を見せている。時々急峻な階段や坂があったりして、まるでインディージョーンズ並みのスリルを味わえ、やっと本格的なハイキングをしている気分になった。視界が開けてきているが、その風景を楽しむことより足下に注意することに専念した。陳さんと友さんは足早にかなり先行し、姿が見えなかった。石窟仏の手間の沢にかかる小橋でやっと追いつき、そこで記念撮影をした。

柳生22

石窟仏は岩を切り出した後の洞の岩面に刻み込まれたもので、三体の石仏があった。相当古いものである。鉄格子に囲まれ、石仏の雰囲気を邪魔していたが、イタズラの防止には必要だろう。この石仏の前の休憩所でランチをする家族連れがバーナーを焚いて、温かいランチを取っていた。我々のランチ場所は首切地蔵。後10分であった。
この10分が結構長かった。アップダウンのある山道を登りきる度に、メンバーに何度「後10分」と言ったことか。石切峠から首切地蔵までの約2キロを45分ほどで歩き、到着したのは午後1時であった。
(その2に続く)
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