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会食とお月さん

金環蝕

昨日は久しぶりにアメリカの弁護士と会食した。彼の名はポール・マイケルジョン。小錦のふたまわりほど小さい体格で、いかにもアメリカ人だという雰囲気を漂わせている。話し方がソフトで、私の好きなタイプの人間だ。もう付き合い始めて10年目を迎えた。彼がシアトルにあるワシントン大学のロースクールの講師をしていたとき、知財訴訟の講義の先生として私の前に登場した。お相撲さんのような体格から醸し出されるまろやかな雰囲気に聴講している学生たちは魅了されているようで、一番人気の講義だった。初めての講義が終わって、彼に挨拶をしにいったときに、ついつい「私の問題を今度聞いてくれますか?」と尋ねてしまった。そして、私の突然の訳の分からぬリクエストを快諾した彼とアポの場所と時間を決めて、私はその場を離れた。
それ以来、いろいろお世話になっている彼と彼の手下のダグ弁護士と何十回目かの会食を京都のステーキハウスで迎えている。和食が好きかどうか未だに分からない。箸があまり上手く使えないので、どこに行ってもフォークとナイフにスプーンをお店に用意してもらう。以前、箸を使って食べていたら、胡瓜のように太い指がしびれて動かなくなって、食べるのに一苦労したこともある。我慢して箸を使う気持ちがかわいい。

そんな彼らとステーキを食べながら、いろいろ話した。もちろん、弁護士としてのプロ領域のことも遊びのことも、つい先日あった金環蝕のことも。話題がお月さんに移ったので、今、私が読んでる本「われらをめぐる海(The Sea Around Us)」を紹介した。この本は、発行された1951年にアメリカでベストセラーになったものだということも説明した。問題は、如何にしてお月さんができたかということがこの本の第一章に書かれてあること、そしてうる覚えの知識でその生成をお話した。もちろん、英語でしゃべったので要領を得ないところがあったが、兎も角お月さんが地球の子供であることを伝えた。海も何もない、まだ熱い熱いどろどろの液体状態だった地球、何十億年前の話である。太陽が地球の表面のまだまだ固まっていない地殻を引っ張る、いわゆる潮汐が一日に2回起こり、それが地球表面に振動、つまり“波”を起こす。その地殻の波の周期が長年掛けて共振する状態になり、その極限までに成長した大波が宇宙空間に伸びて行き、先端の部分がポコンと切れて37万キロ先に飛び出したのが今のお月さん。未来的言うと宇宙エレベーターみたいに宇宙から地上に垂らした何十キロのロープを登っていき、大きな球体を宇宙空間に静かに放つと、同じ面を地球に向けたまま、地球の軌道をぐるぐる周回し始めるのと同じ理屈だ。
こんなふうに言うと、本当かな?嘘だろうと思うかもしれない。件のダグ弁護士はそんな反応を示した。だから、お月さんから持って帰ってきた“石”が地球の地殻を構成する花崗岩や玄武岩なんだよと言ってやった。お月さんが地球の子供であれば、何の不思議でもない話なのだ。しかも、この本によると、お月さんとなる大波が飛び出して大きく陥没した跡が太平洋だという。
そんな話で盛り上がったマイケルジョンさんたちとの会食は楽しく終わったのであった。外に出ると、残念ながら、お月さんは夜9時過ぎの空には姿を見せてなかった。確か下弦の月のはずなのだが。
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まとめtyaiました【会食とお月さん】

昨日は久しぶりにアメリカの弁護士と会食した。彼の名はポール・マイケルジョン。小錦のふたまわりほど小さい体格で、いかにもアメリカ人だという雰囲気を漂わせている。話し方がソフトで、私の好きなタイプの人間だ。もう付き合い始めて10年目を迎えた。彼がシアトルに...

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