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タンホイザー三昧その1

琵琶湖大ホール

今日は久しぶりに一日中お出かけ。琵琶湖ホールで公演されたワーグナーの歌劇「タンホイザー」を見に行った。午前中はオペラのお勉強会。大ホールに集まった300人ほどの見学者に、その道の専門家が舞台からタンホイザーのストーリーを説明してくれて、そのあと舞台裏を案内してくれた。大ホールの舞台に立つと、手前にオーケストラピットがあり、その向こうは客席で大きく広がっている。左右と奥に2階席、3階席、4階席が壁のようにそびえ立っている。見学者の誰かが「このピットは深いような気がしますが・・・」と案内者に質問した。ピットを覗き込むと、2メートルぐらいの深さがあって、確かに深い。「これって、演目によって深さを変えているのです。ワーグナーは結構深くセットして、モーツアルトは浅いのです」。その理由を、案内者は演目によってオケ編成が異なり、オペラ歌手との音量のバランスを考えて調整していると説明した。私は、もうオケピについては”任せて!何でも聞いてー!”みたいな気になって、少し賢くなったような気がした。

オケピ
(オケピを撮影していたら、案内嬢に注意されてしまった。撮影禁止とか。すんません!)

オケピと舞台の間に隠し穴があって、トーチカのように顔の分だけ覗けるようになっている。なんだろうと思っていると、案内者は「これって、“プロンプター”と呼ばれる人が入る場所なんです」と説明した。オペラ歌手が舞台の中央に立つと、指揮者とこのプロンプターの顔が見える。だが、プロンプターは観客席から見えない。舞台に立つ歌手の方向を常に見ていて、生で歌う歌手に付き物の歌詞を忘れるとか振り付けや移動を忘れる“事故”に備えて、歌詞を教えたり、移動する方向を歌手に指示したりする。日本にはこのような仕事を専門的にする人はいなくて、海外にはオペラのすべての進行や歌詞、振り付けなどを理解している専門家が不安を持つオペラ歌手をサポートしているらしい。
プロンプター
(手前の黒い部分にプロンプターの顔が出る。歌詞に自信のない歌手は目線をプロンプターと合わせて、指示をもらうことになっているという。上に見えるのが指揮台だ)

舞台に上がり、根掘り葉掘り聞き、楽屋の通路を通ると、今日のオペラに出演する歌手の控え室がいくつもあった。別の通路にはタンホイザーの大量の衣装もハンガーに架けられていた。見学者がいろいろな場所で引っかかり説明を求めたため、1時間ちょっとの舞台裏探検はあっという間に時間が来てしまい、「もうお時間がなくなりました」という案内者の一声で終わってしまった。
衣装
(廊下につるされた衣装)

午後2時から開演したタンホイザーは全3幕。一幕1時間、30分の休憩を入れて合計4時間、たっぷりオペラを楽しんだ。1800名入る琵琶湖ホールの大ホールは満員。1幕が上がる前の序曲は力強いファゴットの音から始まる。そして、ストリングスとティンパニーがフォローしていく。15分もの長さの序曲は、ワーグナーが描き出した13世紀初頭の中世に観客を誘う。お話は、竪琴を持った吟遊詩人たちが領主の主催するの歌合戦で歌を競う。負ければ死罪もある真剣勝負の歌合戦。この話は次回のブログにしたい。乞うご期待。
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