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娘の留学とスマホ

ローマ1

この13日から娘がイタリア・ローマに行ってしまった。と言っても、3カ月ほどの短期留学である。娘の音楽大学とイタリアの音楽大学(聖チェチーリア国立音楽アカデミー)の間に交換留学生の制度があって、そのシステムに乗っかって、ローマで声楽の勉強をすることになった。
いい意味で “この親にしてこの子あり”。私も大学院のときにIAESTEで交換留学をした。目的地は娘とは違って、ポーランド・ワルシャワであったが、勉強した所はワルシャワ文化科学センターに近くにある基礎技術研究所であった。もう40年ほど前の事だから、古い話だ。当時、インターネットもFAXもなかった時代、無事に到着したことを知らせるのは絵葉書でしかなかった。電話は学生にとって天文学的な料金がかかって、使おうとは思わなかった。私の葉書は一週間ほど経って、お袋の家に到着したであろう。現に、お袋が後生大事にその葉書を保管してくれていて、未だに私の手元にある。
ところがどうだろう、娘の場合には到着したと思われる時間に、私のスマホがピコピコと着信音がして、LINEに“無事についたよー^O^”とメッセージが入った。こちらも“よかったよかった!!”と返信して、ものの数秒であっけなく娘が“ローマの人”になってしまった。
インターネット・スマホの時代、距離も時間も超越して、今の瞬間を相互に伝え合い、そして共感できる。親としては便利で、娘のことにヤキモキする時間を与えない。しかし、考えてみると、“無事に到着!”という旅行には付きものの感動や思い出につながるモノはスマホの中のバーチャルの世界に存在するだけで、その瞬間をフリーズして伝えられる絵葉書というリアルなモノはない。バーチャルの便利さと引き換えに、何十年の後に娘が自分の子供(できれば)に、「お母さんはね、初めて留学したときにこんな葉書を家に送ったんだよ」と感動を伝えるチャンスを失っているのである。
これには悲しい気もするが、さて現代に生きる若い人たちにはどう考えるのだろうか。

ローマ2
(トップの写真は、娘がスマホで通学途中で撮影して送ってきたもの。下の写真は、娘の寄宿舎、修道院の建物の中にある)






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