スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

いざ、熊野古道へ その3

古道01

20分ほど 飯盛山の天辺で休憩したあと、我々は再び高原熊野神社に向けて出発した。太陽は燦々と輝き、空気は澄み切っている。雑木林の中の道を歩き、熊野古道の道に合流してさらに歩く。山の尾根に沿って約1キロは下っていく感じだ。高原熊野神社にアクセスする自動車道を過ぎるあたりが一番低く、また、尾根を伝って登っていく。その途中に、針地蔵尊があった。3体のお地蔵さんが可愛らしく祠の中に鎮座していた。
名前からして針供養するところと口走ったが、後で調べてみると、地元の人たちが歯痛のときにこの針地蔵尊にお参りすると治るといわれているらしく、お礼参りには針と糸で作った鳥居を奉納するとか。
針地蔵
古道10
お地蔵さんたちに別れを告げ、また登りの古道を歩く。登り切ったところにNHKの中継アンテナが立つ場所に出てきた。その横をすり抜けて、少し開けた場所を真っ直ぐに進んでいくと、一軒の田舎屋に出くわした。屋根瓦や白壁が真新しく、如何にも新築らしい民家だ。こんな田舎で新築は似つかわしくない。近づいていくと、年配の“お父さん”が庭で片付けをしていた。
我々は持ち前に明るさで、「こんにちは、この家をお建てになったのですか?」とお父さんに声を掛けた。
「いえいえ、移築したもんなんです」
「へー、移築ですか!」
「捨てられようとしていた古家をもらって、ここに持ってきたのです。持ってくるだけで○○○万円は掛かったかな」
話好きなお父さん、移築が終わりかけた家を飾る自慢の鬼瓦や大きな張りについて説明してくれた。
「お母さん、ちょっと中を見せてあげられるかな~」
「今はダメ。中が片付いていないし、もうすぐ息子たちが来るからね」とお母さんにたしなめられた。
「来年、来てください。是非、家の中をお見せしましょう」と、お父さんは我々ににこやかに言った。
「じゃあ、これで!」と、なかへち高原のお父さんとお母さんに挨拶して、高原熊野神社に向った。
いよいよ初日のハイキング到着地、高原熊野神社である。思ったより小さな境内に小ぶりな社が立っていた。朱色に塗られた柱は色あせ、緑やピンクに青に塗られた棟を支える横木もくたびれている。
「ほら、こんなところに象の頭の絵はあるよ~」
新納さんが横木の木鼻(木の端)を指差しながら、インドからの文化を感じさせる社を撮影する。

古道03

私は時刻を確認し、午後3時に約束したタクシーを捜しに、高原熊野神社の駐車場まで歩いていった。高原熊野神社の休憩所が御誂え向きにその駐車場の一角にあった。新納さんと私がエルグランド号を回収に行っている間、ここで女性陣に待っていただこうと思った。

ものの5分と経たないうちに、タクシーがやってきた。これに乗って、滝尻王子の駐車場まで帰る。道々運転手さんにこの辺のことを聞いた。
「この辺は、先の洪水で大変だったのでは?」
「そうなんです。洪水と火事が同時に来て、死ぬ思いでした」と、地元の消防団員でもある運転手さんが苦労話をし始めた。
「何百年に一度の山崩れに、すごい洪水でした。後1メートル水量が増していたらと考えたら、ぞっとします」
紀伊の山々が迫る冨田川、山が崩壊して露出した山肌が至る所に見えた。復旧作業が川の両岸で進んでいるだけで、山の爪あとはまだまだ手付かずだ。反対側の道路も土砂崩れで使いものにならないらしい。

そんな話をしている間に、滝尻王子に到着し、エルグランド号に再会した。さて、これから女性陣をピックアップして、今夜の宿泊先・湯の峰温泉の民宿に行く。私は、温泉に期待した。(その4に続く)

古道04
スポンサーサイト
プロフィール

Hirowa

Author:Hirowa
朝電メモへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。