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ポカの極み

ママチャリ

ちょっとは上向きかな、と思ったのは浅はかだった。どん底というか底抜けというか、笑うしかない状態だ。これまで転けそうで転けずシブトク生きてきたが、夏の総決算で躓いて、下り坂を転がり落ちた。
でも、なんとか持ち直して、これ以上落ちない状態になったかなと思っていたこの週末、サイクリングをしに、近江八幡に友達4人と行った。気分転換が必要だった。

ワンボックスカーに自転車を5台乗せて、近江八幡運動公園の駐車場に着いた。自転車を組み立てしようと、私のBMXを降ろしたが、前輪がない。前輪、どこ行った、である。確かに積んだはずだ。
ボックスカーの荷台から5台目の自転車を降ろしても、どこにも前輪はなかった。万事休す。これ以上落ちないと思い込んでいた矢先のポカである。家にいる女房に電話したら、車庫にタイヤが残ってるよと冷たい返事。

あ〜、積み込むのを忘れた!前輪がないBMXは何の役にも立たない。メンバーの一人がサドルを忘れる方がまだマシか!と言い放ち、立ち漕ぎすればいいって。それも酷だと思うけど、4人がサイクリングしながら、一人がランニングで後をついていくのは土台無理。この1ヶ月のポカの極みが自分の企画したサイクリングイベントで出てきたのだ。笑うしかない。

私を残して皆がスタートしたあと、近江八幡駅にあるレンタサイクルのお店で借りることにした。お店に行くと、貸し自転車はすべて出払っていた。お店の中でブラブラしてると、若いカップルが同じくレンタサイクルしたいとお店のおじさんに尋ねていた。

彼らは、古い町並みに行きたいらしい。私は彼らに、車で古い町並みまで送りましょうかと話しかけた。こんなアクシデントばかりの昨今、親切が足りないのかなと思っていたから、ちょうど良かった。彼らを車で送る途中、私が友達とサイクリングしてること、1台足りないことを話した。
「それって、自転車の前輪を持ってくるのを忘れたからですか?」
「あら❗️ばれましたか」
後部座席の後ろに積んだ前輪なしのBMXを見られたわけだ。

結局、私の自転車はレンタルのママチャリで(後で借りられた)、他の4人はサイクリング車。

そんなこんなで、久しぶりのサイクリングは半分台無し。でも、メンバーは楽しんでくれたし、私も大いに気分転換になった。
さてさて、こんな一連のポカが終わりとなってくれたら、こんな嬉しいことはないのである。
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日本はいい国だ!

賀茂川ウオーク

日本はいい国だ!って同感したハイキングであった。
ことの顛末はこうだ。賀茂川の土手を歩いている間に、メンバーのRさんが財布を落としてしまったのである。そのことに気が付いたのは、上賀茂神社の前にある葵屋やきもち総本舗にたどり着いて、そこのアイスモナカを買おうとしたときだった。担いでいたリュックの中に入れていた財布がない。リュックのジッパーが開いていたという。落としてからもう数十分は経っていた。早く警察に届けた方がいいねという声を聞くまでもなく、Rさんと仲良しMさんが最寄りの交番の場所を聞き出し、二人してそちらの方に向かった。

誰しもこれまでの人生で財布をなくしたり、落としたり、盗られたりした経験を持つと思う。かく言う私もこれまでに3回ある。そのうち1回だけはお金は無くなっていたが、財布は3回とも手元に戻ってきたから、私には財布は返ってくるもんだという「定説」がある。

お金が返ってこなかったのは、イタリアの出来事だった。学生旅行でパリからミラノ行きの寝台列車に乗っていたときに、財布を入れたジャケットを車窓にあるフックに吊るして寝込んだ。同じコンパートメントの乗客の出入りで目が覚めて、嫌な予感がした。ジャケットを調べたら、パスポート、トラベラーズチェック、現金が入った財布がなくなっていた。丁度、列車がスイスからイタリアに入ったところだった。すぐに車掌を呼んで事情を説明すると、車掌は私をトイレに引っ張って行き、そこにあるゴミ箱の中を探してくれた。すると、ラッキーにもパスポートとトラベラーズチェックが入った財布が見つかった。車掌はこれは常習犯の仕業だねと看破してくれたが、現金は戻ってこなかった。ものの30分間ほどの騒動であった。

2回目の出来事はスイス・ベルンに出張したときだった。タクシーから降りて、その後ろ姿を見送っているときに財布を車内に落としたことを思い出した。タクシー料金の領収書をもらうことに気を取られて、手元からぽろっと落とした財布を拾うのを忘れた。全くドジな話だ。で、訪問先の受付で領収書を見せて、駅から日本人を乗せたタクシーを探してもらうように依頼した。次に乗車する客が持ち去るかもしれなかった。何時間か経って、件のタクシーが見つかって、財布は確保されたと連絡が入り、無事に財布は戻ってきた。スイスはいい国であると痛感した。

3回目の出来事は、奈良のハイキングを終えて、大和路快速で大阪に戻ってきた。改札の近くで小銭入れを探したが、どこにもない。PASMO、健康保険証、現金が入っている。さっきまで列車のボックス席で手に持っていたはず。皆とお喋りが過ぎたのか、その小銭入れをその席に置きっ放しで降りてしまったのである。またまたドジを仕出かしたのだ。ハイキングのメンバーに「財布を列車に忘れてきた、困ったー!」と話した瞬間、見知らぬ若い女性が「すみません、コレをお忘れでしょう!」と、小銭入れを差し出してくれた。青天の霹靂であった。
ありがとうございますの一言が出たものの、その後が続かない。置き忘れたことに気が付いた瞬間に、ヌッと小銭入れが出きてきたものだから、名前すら聞けず、思考が停止してしまったのである。考えてみるに、届けてくれた女性は私が座っていたボックス席の向かいに座っていた方で、置き忘れ主のあとを追いかけてきたみたいだった。それにしても素晴らしい出来事であった。

で、今回のRさんのお財布紛失事件。上賀茂神社のお参りで無事に手元に戻って来るようにお祈りしておいたが、そのご利益か、翌週には発見されたとのことで大いに日本の良識が示せたと思う。

これまでの私の経験からみると、Rさんの財布に入っていたのは何枚かのクレジットカード、在留カード、運転免許証、現金などなど。現金はともかく、他の物は拾った人には何の益もない。賀茂川の土手をハイキングする人たちは大概ローカルの人たちで、不心得者は少ないだろう。四条河原町で落とすのと訳が違う。お金に関心がなければ警察に届けるほうが自然である。そこでRさんに内緒で、賀茂川の土手を戻りながら、近辺4箇所ほどの交番に電話したが、残念ながらRさんの財布は届けられていなかった(別の財布は落し物で届けられていたが)。
交番を統括する警察署に問い合わせてみると、遺失物係りは土日祝日はお休みとのことで、休日明けの日でないと分かりませんと、冷たい返事をくれた。
でも、結果的にはRさんの財布は速やかに戻ってきたわけだし、日本はいい国と言えるハイキングであった。もちろん、スイスもイタリアも財布の戻るいい国であると、申し添えておきたい。

スマホ中毒患者

地図アプリ

「また、オモチャを触ってる!」
目を凝らしながら、iPhoneをいじってると、そんな声が耳に入ってくる。私はハイキングの地図を見ているのだ。山登りのベテランやちょっと山をかじった人は、国土地理院が発行する二万五千分の一の地図とコンパスを持って山歩きをしている。たとえハイキングにしても由緒正しい地図を持って歩く。でも、私のようにiPhoneの地図とにらめっこしながら歩くのは正統派からすると邪道らしい。

iPhoneの地図とはFieldAccessというGPS付き地図アプリのこと。事前にプロットしたルートと歩いてきたルート、これからのルートを示してくれる。もちろん、国土地理院のデジタル地図をダウンロードして使っているから、紙バージョンの地図と何ら変わらないし、GPSがあるから常に現在位置が地図上に表示され、歩く方向も示してくれる。こんな便利なツールだから、山歩きをする人たちに紹介するが、四六時中iPhoneを見ながら自然の中を歩く姿はとっても異質に感じるのだろう。

だから、"あれはオモチャだね"とまるで電車の中でゲームに熱中してるスマホオタクと同類と見ているのである。もちろん、地図を見てると会社や友達からメールやFBが飛んできたりして、スマホがチカチカする。山であろうが川沿いであろうがアンテナが"立ってる"限り、返事したり電話してフォローしたりするから、オタクどころか、スマホ中毒と言われる所以である。

地図チェック

富田林を歩く

富田林ルート
(緑のルートは、ウオーキング・ナビの軌跡)

昨年11月からハイキングのリーダーを務めていたが、6月の例会“富田林を歩く”がリーダーとしては最後である。ルートは南海高野線の金剛駅を出発して、嶽山に登り、汐の宮駅までを歩く。初夏の季節、できるだけ平坦なハイキングの方がいいと思って、標高280メートルの富田林・嶽山にした。地図では約 12キロの行程、途中、錦織公園、滝谷不動尊、オレンジ園を通る。

金剛駅に集まったのは14名。新メンバーは1名。残りは常連だ。気心知れた仲間なので、和気藹々とした雰囲気の中で歩き始める。 1ヶ月ぶりに会うメンバー同士、特に女同士はお話に夢中で、足が遅くなる。新納さんや私は早く早くとせき立てるが、なかなかハイキングのスピードは上がらなかった。歩くルートは”関西のハイキング”というWebサイトから拝借してきたものだが、錦織公園と滝谷不動尊との間の道路は交通量があり、道路際を歩くのが危険という。だから、その部分はできるだけ裏道を通ることにした。

このリーダーをしている間、ハイキング素人の私はiPhoneのアプリ ”FieldAccess”にいろいろな山道を導いてもらい、大いに頼りにしていた。このアプリはウオーキングのナビゲーション・ソフトで、事前に国土地理院の25000分の1のデジタル地図をDLし、ルートを虫ピンでプロットしておく。実際に歩くときは、その虫ピンをたどって歩けば、道に迷わずしっかりとハイキングメンバーをリードできる。まるでベテランのハイカーみたいに。私にとっては、この8カ月、FieldAccess様様であった。

嶽山01 嶽山02
(錦織公園内にある古民家、案山子)

ところがである。今回のハイキング、私の最後の企画だというのに、とんでもないことが起きてしまった。交通量の多い道路を避けて裏道に入り、車や人家から離れて山の中を気分良く歩いていた。もちろん、件のアプリの指示に従ってだが。ちょうど滝谷不動尊の裏手辺りになるころだなあとナビ画面を見ながら、そっちの方向に歩いて行った。ナビに頼れば、初めての山道でも問題はないはずである。でもその“はず”が外れたのだ。たどり着いた滝谷不動尊。その裏門は堅く閉ざされていた。門が閉まっていたのは私のせいではないが。私は朱色に塗られた門を前に青くなった。扉はビクともせず、我々の前に立ちはだかっていた。
私は門の左横の土塀を乗り越えようと、金網のフェンスをよじ登って土塀に両手でしがみつこうとした。誰かが私の後ろに付いて同じフェンスを登ってきた。新納さんは、門の右横の土塀の上から境内を窺い、お寺の中に着地できるかどうかを計算していた。
「この塀はかなり高いから、無理やなあ」と新納さんは声を張り上げた。
私は、土塀の上の瓦に手を掛けて、境内をのぞき見た。塀の向こう側の際に大理石でできた1メートルほどの柱があった。この柱の上に足を下ろせば、なんとか境内に下りて、門を内側から開けられるだろうと思った。
急に、私の後ろでドスンという大きな音がした。振り返ると、金網のフェンスに登っていた若手メンバーがコンクリートの道に落ちていたのであった。門の前にいた他のメンバーは、コンクリートの上に横たわるメンバーに見て唖然とし、皆で寄り集って助け起こした。フェンスから落ちた当人は、小指を擦りむいて強打したようであったが、大きな負傷はなかった。リーダーとしては冷や汗ものである。参加メンバー全員の安全を預かるのがリーダーであるから、私にはこのルート選択に責任があった。
そんな騒ぎの中、内田さんがいつの間にか門の向こう側の境内にいる。どうも新ルートを発見したようである。内田さんが門に近づいてきて、門や横の木戸を動かした。
「鍵がかかってて、開かないわ」
私は内田さんの報告を虚しく聞いた。
我々 は”内田ルート”を採用して、今の問題を解決するしか手がなかった。早速、20メートルほど道を戻り、雑木林の中に入り、お寺の土塀に沿って門の反対側に行く。ほんの50メートルほどの距離であったが、老若男女、道なき道を進む。男9人、女5人、 かつてない”冒険”であった。約1名、軽微?な負傷者が出たものの、なんとか25分ほど掛けて、この壁を乗り越えた。
「こんな冒険、楽しいわ〜」と、萩原さんが言った。リーダーのいたらなさをメンバーが救ってくれた格好である。
皆に感謝し、記念すべき土塀と集合写真を撮った。

集合写真1

こんな大騒ぎをしてお寺の裏山から参拝したわけだが、お寺の人は誰も気づかなかったようで、無用心この上ない。こんな多人数が事もあろうに、裏の土塀を乗り越えて参入してきたのである。ともかく我々は、目の前にある多宝塔に感謝のお参りをして、本堂のある地上に降りていった。裏口から参入したことを咎められたらどうしようかと思っていたが、単に危惧に終わった。
案外、ここまでくるのに手こずってしまい、もうお昼前であった。滝谷不動尊・本堂の前で小休止を取って、小腹をお菓子と飲み物で落ち着かせた。落下した若手メンバーの状態を見たが、小指以外は問題はなさそうだった。でも、どこかに打ち身があるかもしれない。油断禁物。当の本人はけろりとして、小休止の間も高級一眼レフのデジカメで写真を取り捲っていた。

さて、出発。滝谷不動尊から嶽山の頂上まで約1時間ほどだ。距離は3.5キロ、高低差は 180メートルほど。嶽山の天辺にある簡保の宿”富田林”が我々のランチ場所である。関西ハイキングのサイトでは、嶽山へのアクセスは初芝富田林高校の横を通って、山の南側から登るルートを紹介していたが、国土地理院の地図で見ると、山の北側の果樹林や針葉樹林を縫うように作られたルートがあった。たぶん、その道は柿や蜜柑、金柑を栽培する農家の人たちのための作業路なのだろう。ところどころで、荷物を上げ下げるモノレールがあり、荷台を連結した機動車は青いビニールでしっかり覆われていた。果実を収穫する季節には、これらのモノレールはフル稼働するに違いない。
山の北側の登山道は、あまりハイカーに利用されていないのか、生い茂った雑草で消えてしまいそうな状況だった。そんなときはハイキング・ナビを見ながら、確かな方向をチェックし、雑草をものともせずに突き進んでいく。中腹のところで、農家の作業路とは違うルートを見つけた。そちらのほうは嶽山の頂上へ一直線に行ける尾根ルールだ。しかし、先のお寺の土塀問題を考えみるに、安全サイド、つまり、 作業路を選択したほうが憂いもなく無事に山頂に着くに決まっている。しばし、分岐点で新納さんたちと検討をして、時間はかかり遠回りにはなるが作業路を使うことにした。

そんなこんなで午後1時前に、我々はやっと簡保の宿に着いた。早速、この宿のレストランになだれ込んだのは言わずもがなである。(続く)

嶽山03 嶽山04

いざ、熊野古道へ 最終回

民宿その2

一夜明けた朝。私は6時前に目が覚めて、静かに起きた。まだ外は暗い。喉が渇いて、水が欲しかった。洗面所の隅に酒の空き瓶が並べられているのを見て、昨晩の宴会は何時まで続いたのだろうかと、ふと私は思った。
私は、洗面所の蛇口から手酌で水を飲み、手ぬぐいを取りにそっと部屋に戻った。4畳半の部屋で、新納さんがまだ寝息をたてていた。私は階段を下りて、民宿のお風呂に入ろうと奥のほうに行った。台所の横を過ぎようとしたとき、微かに食器のふれあう音がした。お母さんが朝食の準備をしているのだろう。
お風呂は、公衆温泉と同じく白濁した温泉であった。湯加減は少しぬるかったが、朝風呂にちょうどよかった。独り湯船に浸かり、昨晩のことを反芻する。

松下さんの○○歳の誕生日を記念してハッピーバースデーの歌を歌ったり、史さんの娘さんの話や私の昔話をしたりした。話が盛り上がるたびに酒瓶が次々空になった。劉さんと松下さんは酒に強そうだった。萩原さんはお酒で眠くなって、炬燵で丸くなっていたし、新納さんはお酒で“出来上がったお父さん”になっていた。すべては、温泉旅行で羽目を外した一行の騒ぎであった。隣の泊り客はさぞかしうるさかっただろう。それにしても楽しい宴会であった。

独り温泉の中で身体を伸ばす。昨日から三回も温泉に入ると、私の肌ですらスベスベになった。20分ぐらい湯船に浸かり、頭と体を洗ってお風呂を出たが、宿泊客はまだ起きていないようだった。民宿の玄関の引き戸を開けて、私は外に出た。心地いい。ひんやりした空気が浴衣1枚の体にはちょうどよかった。朝霧が白み始めた空に立ち上っていた。しばらく民宿の前の階段に腰掛けて、熊野古道の旅のパンフレットをながめながら、今日の予定を確かめた。
まずは那智の大社に行こう。その後、速玉大社に。そして本宮大社に戻ろうと思った。旅程にメドをつけた私は民宿に戻った。
「おはようございます。よく寝れましたか?」
私は洗面所で顔を洗っていた劉さんに声を掛けた。
「おはようございま~す。はい、寝ましたよ」
私は、女性陣が泊まっている部屋を覗こうとした。
「それはダメ、ダメです!!」と、劉さんが私を制した。私は、昨晩のヨッパライ人と炬燵で丸くなった人たちのことが気になっただけだったが、着替えている最中だったのかもしれない。

荷物を詰めていると、階下でお母さんの声が聞こえた。
「朝ご飯の用意ができましたよ〜」私たちの朝ご飯だ。
階段を下りていくと、玄関でもう一組の家族と出会った。彼らは手に新鮮な野菜やサツマイモを持っていた。
「おはようございます。温野菜を作りに行くのですか」
「はい、そうです」
「私ら、そんな野菜持って来てないなあ」
「温泉蒸気があるところに売っていますよ。試したらいかがですか」
「卵もあるやろうか?」
前夜の温泉卵のイメージに引きずられながら、私は奥の食堂に歩いていった。食卓にはいろいろな食べ物が並べられ、大きな鍋が真ん中にあった。二日酔いの気分を漂わせたメンバーも含めて席に着いた。ゆっくりと静かに朝食が進んでいく。鍋の中のお粥がみるみる減っていった。酒漬けになった胃袋に優しかったからだろう。

食事を終えたところで、いよいよ二日目のスタートである。荷物をパックし、見支度して、民宿のお母さんに別れを告げた。
「お母さん、お世話になりました。結衣ちゃん、また、来るね」
「まあ、名前を覚えていてくれたのですか!」お母さんはそう言って、目を細めた。

民宿その1

さあ、今日は午前中に熊野那智大社にお参りし、ランチに海鮮丼を食べ、午後は熊野速玉大社、熊野本宮大社を参拝することにした。当初の企画からは大いに外れていたが、そんなことは気にしない。皆が楽しければ、安全であれば、それで成功なのである。

新納さんのエルグランド号は、遊び最強メンバー6人を乗せて、湯の峰温泉の村をあとにした。(完)


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